2015年マラソン5大ニュース〜第3位 ニューカレドニア国際マラソン年代別優勝
マラソン5大ニュース第3位は、8月に開催されたニューカレドニア国際マラソンでの年代別優勝である。
ここでは、マラソンのことだけでなく、私たち夫婦とニューカレドニアとの結びつきについても書いてみたいと思う。
私たち夫婦は2000年8月に入籍。
当時流行りの「ミレニアム婚」だった。
式は、その年の10月31日、ニューカレドニアで挙げた。
挙式の地としてニューカレドニアを選んだのは、その前の年に婚前旅行に出掛け、ふたりとも気に入ったからだ。
2010年8月、私たちはニューカレドニアに戻った。
結婚10周年を記念して、ニューカレドニア国際マラソンを一緒に走った。
その時の記録が3時間54分22秒。
当時は、アップダウンがふんだんにあるルートを3往復する極めてキツいコースだった。
レース後、結果の掲示を見て、だんなが気付いたことがある。
ニューカレドニア国際マラソンには50歳以上の年代別カテゴリーがあり、その年に50歳になる人がそのカテゴリーに該当するということだ。
「○○ちゃん(=私)、5年後に出れば、50歳以上のカテゴリーで優勝出来るよ!」
5年後、つまり2015年8月時点で、私は49歳。
12月生まれなので、49歳でも、50歳以上のカテゴリーの扱いとなる。
カテゴリーの中では一番若いため、有利なのでは?というだんなの読みだった。
あくまでも、その時のタイムを5年後も維持出来ていればという前提付きだったが。
5年後の今年8月、私たちは再びニューカレドニアに向かった。
ふたりの結婚15周年を祝うため、そして、マラソンを走るために。
今年より、フランス陸連(ニューカレドニアはフランス領)からの要請により、急な上り坂が少しだけ回避出来るようにコースの変更がなされたが、それでも上り坂が2回あるルートを2往復する、依然としてタフなコースだった。
レースは朝7時スタート。
ハーフマラソンと同時のスタートなので、序盤はハーフのランナーのペースについついつられてしまい、当初予定していたペースよりも若干速めになってしまった。
レース序盤から風が気になっていたが、最初の上り坂で一気に呼吸が苦しくなった。
こんな状態で完走出来るのだろうかと不安になることもあったが、伴走のだんなのサポートもあり、3時間53分24秒でゴールした。
走り終わった後、レース結果の掲示を見て、驚いた。
年代別カテゴリーで、1位だったのだ。
私自身はただ無心で走っただけだったが、だんなの当初の狙い通りの結果となった。
完走メダル。
優勝の楯。
モデルは、昨年の大会の優勝者の日本人の方(らしい)。
これまで入賞というのは何回かあったが、優勝というのは初めての経験。
優勝を、私たち夫婦の思い出の地、ニューカレドニアで経験することが出来て、本当に良かったと思う。
今回のニューカレドニア旅行では、現地に行って初めて、ニッケル工場の労働者のストライキという異例の事態に気付くこととなった。
マラソン翌日、別のリゾート地に移動するはずが、ストライキによる交通封鎖のため叶わなかった。
マラソン当日も、コース上に土嚢がおかれるなどのトラブルがあったが、それでも、大会関係者のご尽力により、無事に大会が開催・終了した。
また5年後、結婚20周年記念で、またニューカレドニアに戻ろうかという話をだんなとしている。
その時には、トラブルなく、思う存分キツいコースを楽しめたらと思う。