予定外の頑張り・・・香川丸亀国際ハーフマラソン
2月7日、香川丸亀国際ハーフマラソンに参加した。
既に書いた通り、当初は全く参加する予定のなかった大会。
だんなが別府大分毎日マラソンにエントリーしそびれたので、急遽、私たち夫婦は別大と同日開催のこの大会を走ることになった。
前の週勝田を走っているし、大会の直前に転倒するし、現地入りしてみたら恐ろしく寒いし・・・で、モチベーションは限りなく低かった私。
富士五湖対策で、距離稼ぎになればいいや、ぐらいに考えていた。
目標タイムも1時間55分と、フルのペースよりも遅い設定。
一方、だんなは、別大に出れなかった悔しさをこの大会にぶつけようと、気合が入っていた。
大会にかける意気込みは対照的な我々夫婦だったが、大会の前日には、ふたり仲良く、さぬきうどんのお店を4つ巡り、カーボローディングに余念がなかった。
レース当日は、快晴。
しかし、風が冷たい。
一般ランナーのスタートは10時50分だが、1万人超が走る大規模な大会とあって、整列が10時から10時20分の間と非常に早い。
私は、軽くウォーミングアップした後、10時10分ぐらいに指定されたFブロックに並んだが、既にその前に長い列が出来ていた。
スタートまでの40分間が恐ろしく寒く、せっかくウォーミングアップしたのに、体が固まってしまった。
ネックウォーマーをして来て、大正解。
ネックウォーマーがなければ、真面目にDNSを選んでたかも。
スタート~5㎞
スタートロスは2分11秒。
1㎞ごとのラップは以下の通り。
5'13 / 4'54 / 4'43 / 4'46 / 4'47
スタート直後は混雑がひどく、思うようなペースで走れなかった。
しかし、2㎞以降は、徐々にいい感じで走れるようになった。
確か2㎞過ぎだったかと記憶しているが、1時間45分のペースメイカー(男女一人ずつ)に遭遇した。
ハーフ1時間45分ということは、キロ5分を少し切るペースで走る必要がある。
今の自分にキロ5でハーフを走る実力があるかどうか、見極めてみたい。
そこで、カチッとスイッチが入った気がした。
あれ?目標タイム1時間55分だったはずなのに(^_^;)
ペースメイカーはキロ5よりもだいぶ速いペースで進んでいた。
最初の数キロは、ちょっと速いんじゃない?と思ったが、そのうち、彼らは、ネットではなく、グロスで1時間45分を目指していることに気付いた。
ペースメイカーのスタート位置は私よりも前だったと推測するが、それでも、スタートロスはそれなりにあったはずだ。
5㎞で最初の給水。
私はもちろん給水したが、ペースメイカーはドリンクを取らずに、そのまま進んで行ってしまった。
給水で、ペースメイカーに後れを取ってしまったため、その後再度追いつくのが大変だった。
まだ序盤なのに、既に息が上がってしまった。
~10㎞
1㎞ごとのラップは以下の通り。
4'49 / 4'45 / 4'48 / 4'53 / 4'48
何とか給水の遅れを取り戻し、ペースメイカーに追い付いたものの、既にアップアップの状態。
そんな時に、後方から、女性の甲高い声が聞こえて来た。
え?沿道に山田花子がいるの??と思ったが、ゲストランナーの千葉真子さんが後ろから走って来たのだった。
ビックリ!
千葉ちゃん、白っぽいウェアでかわいかった。
メイクも素敵!
しばらく千葉ちゃんの隣を走った。
「まだ序盤だから、マイペースでいかなあかんよー!!」みたいな調子で、周りのランナーに元気よく声を掛けてくれたが、「いやぁ、もういっぱい、いっぱい」とすぐ隣にいた男性ランナーが応えていた。
私も、その人と全く同じ心境。
千葉ちゃんはそこでペースを落とした模様。
私は、引き続き、ペースメイカーに付いて行った。
9㎞手前で2度目の給水。
さすがにペースメイカーも今度は水を取るだろうと思いきや、またもや素通り。
そこで水を取った私は、再びペースメイカーに後れを取ってしまった。
何とか追いつこうともがくも、どんどんペースメイカーの姿は小さくなり、10㎞地点ではふたりの姿を見失ってしまった。
やはりグロスで1時間45分は難しかったか・・・
その時点で、目標を切り替え、ネットで1時間45分を目指すことにした。
~15㎞
1㎞ごとのラップは以下の通り。
4'52 / 4'42 / 4'50 / 4'48 / 4'56
10㎞を少し過ぎたところで、折り返し地点がある。
そこで、ペースメイカーと自分の間の距離を確認することが出来た。
10mちょっとぐらいか?
既に目標をネットで1時間45分に切り替えたので、ペースメイカーのことは意識せず、キロ5を超えないペースで走ることだけを考えることにした。
しかし、走り続けていくうちに、ペースメイカーとの距離が徐々に縮んでいくのがわかり、13㎞地点では彼らのすぐ後ろを走れるところまで追いつくことが出来た。
そうなると、現金なもので、再び、ペースメイカーにどこまでも食らいついてやろう!と思えるようになった。
序盤はキロ4分50秒前後のペースがきつく感じられたが、このぐらいになると、体が慣れたのか、スムーズに走れるようになって来た。
と言うか、むしろ、ペースメイカーのペースがやや遅く感じられるようになった。
~フィニッシュ
1㎞ごとのラップは以下の通り。
4'46 / 4'48 / 4'52 / 4'43 / 5'02 (1.0975㎞)
16㎞を過ぎてすぐに、「あと5㎞」の表示が目に入って来た。
そこで、一気にペースメイカーの前に出た。
どのみち、その先の給水で追いつかれるだろうことを予想した。
しかし、その先の17.4㎞地点の給水でも、ペースメイカーに抜かれることはなかった。
その時点で、もうペースメイカーのことを意識せず、自分の好きなように走ろうと思った。
ラスト2㎞以降は、さらにペースを上げた。
1秒でも早く、フィニッシュしたい一心だった。
競技場に入り、既にフィニッシュしていただんなが、「1時間45分切れるゾ!!」と声を掛けてくれた。
どんなジェスチャーで、フィニッシュゲートに飛び込んだのか、全く記憶にない。
ひょっとしたら、何もポーズを取らず、ただフィニッシュラインを駆け抜けたのかもしれない。
フィニッシュ後、すぐにだんなと合流。
聞けば、だんなはハーフの自己ベストを達成したと言う。
別大に出れなかった悔しさをバネに、いい結果を残した。
私は、滅多にハーフマラソンを走らないが、今回の記録が多分セカンドベストだと思う。
今回の記録は、以下の通り。
我ながら、フルから1週間でよく頑張れたと思う。
私がハーフで自己ベスト、1時間39分54秒を出したのは、2006年2月。
今から、ちょうど10年前のことである。
今回丸亀ハーフを走って、もう少しスピードを磨けば、再びハーフで1時間40分を切れるかもしれないと感じている。
40歳の自分に対して、50歳の自分が叩きつける挑戦状。
なかなか面白いと思う。
さて、また老体に鞭打って、練習を頑張ってみようか。