大田原マラソンを走るために
この秋の本命レース、11月23日開催の大田原マラソン。
例年だんなと一緒に参加しており、今年も、例年通り、前泊するつもりで、いつものホテルに宿泊予約を入れていた。
レース前日の自宅→ホテル、当日のホテル→スタート地点の移動は、だんなが運転する車に頼っていた。
しかし、だんなが、越後湯沢秋桜マラソンの後入院する事態となり、大田原マラソンのために車を運転する見込みはゼロとなってしまった。
だんなの今の状態を鑑み、大田原マラソンをDNSとすることも考えたが、自分の子宮体がん疑惑がクリアになった今、どうしても諦めることが出来なかった。
しかも、東京からであれば、新幹線で日帰りも出来るし。
先ほど、入院先のだんなと電話で話し、大田原マラソンをどうしても走りたいこと、当日スタートラインに着くために新幹線で日帰りも出来ること、を伝えた。
折しも、だんなが入院した25日に、Runnet経由で大田原マラソンにエントリーした人宛に、JTB企画の東京駅から大田原マラソンのスタート地点往復のツアーの販売のメールが来ていた。
だんなは、制限時間が4時間なので、今の自分は大田原を走ることは出来ないが、私の応援に行けるものだったらぜひ現地まで行きたいと言ってくれた。
と言うことで、当日は私はJTBのツアー利用、だんなは自分の体調に合わせて、ゴール地点まで移動出来るようであれば、新幹線で現地までやって来る、ということになった。
今からちょうど10年前、私が乳がんで闘病中、つくばマラソンを走るだんなを応援に行った時のことを思い出す。
抗がん剤の影響で髪の毛がなかったので、かつらを被って、ゴール地点でだんなを待っていた。
だんながフルマラソンで3時間半を切ったのは、その時が初めて。
自分のためだけではなく、誰かのために走る。
あの時は、その気持ちに、本当に感動した。
だんなは、自身がエントリーしていた、大阪マラソン、大田原マラソンを走ることが出来ない。
救急搬送されて、2日目のまだ苦しい時にも、だんなは、ベッドの上で、「走りたい」と言っていた。
そのだんなの気持ちに応えるためにも、この2レースで、自分が精一杯走る姿をだんなに見せてあげたい。
10年前、だんなが走る姿を見て、自分がいつの日か、乳がんから復活出来る日を夢見たように。
時間はかかるかもしれないが、今入院しているだんなも、きっと再び走れるようになる。
私はそう信じているし、きっとそうなる。
そのためには、大阪マラソン、大田原マラソンで、だんなに、精一杯走る自分の姿を見てもらわなければ。
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