越後湯沢秋桜ハーフマラソン2016 ~ レース編
だいぶ間が空いてしまったが、越後湯沢秋桜ハーフのレースレポートを続けたい。
スタート~5㎞(26:08)
ハーフマラソンの部は、ウェーブスタート。
第一ウェーブが9時30分、第二ウェーブがその3分後のスタートだった。
Runnetのフリー写真より。上武大学、国士舘大学の駅伝部の選手がゲストランナーだった。
私は第一ウェーブ。
同じく第一ウェーブのだんなと一緒にスタートラインに着いた。
スタートロスは47秒。
スタートしてからしばらくは、混雑でやや走りづらかったが、徐々に自分のペースで走れるようになっていった。
だんなは、みるみる前に。
あっという間に、姿が見えなくなって行った。
だんなは、このレースに向けての準備が万全ではなかったように思う。
前日、ホテルでレースの準備をする時になって、
「心拍ベルト、忘れた」
「ゼッケン留め、忘れた」
「ウェアの上に着るもの、忘れた」
と、忘れ物のオンパレード。
仕事が忙しく、準備が行き届かなかったせいかもしれないが、フルやウルトラではなく、ハーフだから、という心の緩みもあったのではなかったか?
1㎞手前から、早くも急な上りが始まる。
ここから6㎞で200m弱を一気に上る。
息が上がり、心拍数も一気に170台に。
気温もぐんぐん上がっているように感じ、汗が噴き出る。
最初の5㎞のラップが、26:08。
2005年のこの大会では、最初の5㎞を24分台で走れたのに。。
遅くなっているのは、やはり加齢のせいなのか、それとも、暑さのせいなのか?
~10㎞ (25:15)
7㎞手前からは、急激な下り。
下りが苦手な私は、女子にもどんどん抜かれる。
とても悔しい。
私を抜いて行った女子の中で、モノトーンの花柄のTシャツが印象的なランナーがいたのだが、その人からあまり離れないように粘ることにした。
それにしても、暑い。
下りなのに、心拍数が全然下がってくれず、辛い。
この5㎞も、キロ5分を切れなかった。
~15㎞(24:47)
この5㎞は、ほぼ下り。
モノトーンの花柄Tシャツの女子との距離が、やや広がってしまった。
途中の折り返しで、だんなとすれ違う。
お互いに、「頑張れ!」と声を掛け合う。
この時点では、だんなは快調に見えた。
~20㎞(24:58)
小刻みなアップダウンがあり、終盤からダラダラの上りが始まる5㎞。
暑さと序盤の激しいアップダウンでバテてしまい、歩き始めるランナーが多数いた。
ハーフの第一ウェーブから15分後にスタートした10㎞の部のランナーも、多数歩いていた。
20㎞手前で、モノトーンの花柄Tシャツの女子を抜く。
~フィニッシュ(6:04)
20㎞過ぎてすぐ、前方に、コースの端を歩くだんなを見付けた。
既にフィニッシュし、私を応援に来てくれたのかと思ったが、どうも様子がおかしい。
じきに追いつき、「どうしたの?」と声を掛けると、「熱中症にやられた」と。
「無理しないで」と声を掛け、だんなを抜いた。
1時間47分59秒(ネット1時間47分12秒)でフィニッシュ。
2005年のこの大会に比べ4分遅く、2010年に比べ2分遅い。
つまり、5、6年おきに、ハーフのタイムが2分ぐらいずつ悪くなっている、ということだ。
目標としていた、1時間45分台も達成出来なかった。
「これが、加齢と言うものか」
落胆し、愕然とした。
約1分後、だんながフィニッシュ。
気分がとても悪そうだった。
それ以降の詳しい顛末は、↓で。
だんなは、脱水症状から、延髄に脳梗塞を発症したのだ。
幸い、重度の後遺症は残らずに済み、10月15日に新潟の病院を退院した。
ハーフマラソンだからと言って、甘く見てはいけない。
体調に変調を感じたら、すぐにレースを中止し、大会スタッフに申し出ることをお勧めする。
~続く
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